12年前のマザーボードを直してみる(ASRock Z77 Extreme4)
ASRock Z77 Extreme4をサブPCとして未だ使っているんですよ。
5年ほど前から謎の症状が段階的に起きておかしな事になってたんですわ。
まず最初に3770Kの内蔵グラフィックが使えなくなりました。
当時はビデオカードがあるからまぁええやろ程度で済ませていました。
続いてOCがまったく出来なくなりました。
倍率が39までにしか上げられないんですよ。
うわぁ…CPU壊れて倍率に上限ロック掛かってしもうた……
しばらくすると今度はメモリ設定のXMPの項目が無くなりDDR3-1600の定格でしか使えなくなりました。(DDR3-1866の設定が可能でした)
あかん!もう限界や!!(錯乱)となり現在使ってるメインPCを組みました。
壊れそうな心当たり(CPUのOC&3770Kの殻割 リキプロ化)があったので特に気にせずサブPCとして定格で使っていました。
最近海外サイトでZ77で倍率に上限が掛かってしまった人の書き込みを見つけてしまい、マジかよ?と。
参考サイト Win-Raid Forum
Z77以外にP67、Z68でも起きているようです。
BIOSが入っているチップのデータを削除してROMライターで書き換えてやれば直る模様。
直してどうするんだ?とも思いましたがBIOSのROM焼きには以前から興味があったので挑戦してみました。
BIOSが入っているチップを見つけ非常に読みにくい文字を読み、AliExpressで同等品チップ(W25Q64FVAIG)とROMライター(CH431A 電圧変更可能 v1.7)を購入しました。
DIP8なのでマザーボードから外してROMライターにセットするだけでいいので楽ですね。
ROMライターを使っての書き換え方法は他サイトを参考にしてください。
書き換えるBIOSはExtreme4の最新Beta v3.00 Instant Flash用です。
ROMライターで現在のBIOSを読み込み保存してからv3.00のBIOSと比較しましたがファイルサイズは一致していました。
このままで大丈夫と判断をしてAliExpressで購入したチップにROM焼き実行後マザーボードに戻しました。
倍率を40倍より上に設定可 内蔵ディスプレイ選択可 メモリXMP選択可
全て元に戻りました。
ASRock Z77 Extreme4と3770Kは4.5Ghzで今日も元気に稼動しています。
マザーボードに最初からついているおかしくなったBIOSのチップは中身を綺麗さっぱり消して新しいBIOSを書き込んでおきました。
チップそのものに問題ないんだよね。
この症状はBIOSアップデートでおかしくなったんやろなぁと勝手に思ってます。
ありがとう海外の人たち、ありがとうROMライター。
結論 CPUなんて無茶してもなかなか壊れるもんではないわ。
ただしRaptor Lake テメーはダメだ。